灯火の輪

五行相剋: 【五常の心得】vol. 50

「五常」とは

 

「五常」というのは思想家「孔子」を始祖とする

儒教の中で重んじられる心得のことです。

 

 

「仁・義・礼・智・信」

 

 

この五つの心構えが人との繋がりを強固なものとし、国を救うと孔子は考えました。

 

【仁 (じん) 】

これは相手を「思いやる」心。

これが五常の極みの境地とし、一方で容易には達することのできない領域と考える。

『己れの欲せざるところ、これを人に施すなかれ』

(引用: 『論語』)

利己的な考え方を捨て、見返りや報酬を求めず、人のことを真の意味で思いやること。

 

【義】

欲望に屈せず、己の正義を貫く心。

利益や目の前の答えなどにすぐに飛びつくのではなく、自分の信念を持って行動すること。

 

【礼】

礼儀を重んじる心。

親しき仲であっても、常に礼節を守ること。

 

【智】

知識や教養を身に付ける心。

常に新しい知識や見解を求め、その時代に合わせた行動や考え方に取り組むこと。

 

【信】

友情、真実、約束、誠実の心。

一度信ずると決めたものは、己が命尽きるまで信じ通すこと。

 

孔子は紀元前、春秋時代の中国で興り、

武力で国を支配していた思想を真っ向から批判しました。

 

 

武力ではなく、

「礼節」「信義」による主従関係を築くことで

国を豊かに治めるべきだと。

 

 

この考え方は中国を中心に東アジアの国々へと広まっていきました。

 

日本もそのうちの一つです。

 

特に江戸時代には、

「朱子学」という儒教を基にした考え方を重んじるように平民や階級の低い者たちへ命じました。

これは、君主や目上の者を敬う考えを普及し、幕府のヒエラルキーの立場を常に確固たるものと明確にすることで、政治に対する不満などを制限するようなものです。

 

現代はどうか。

今の日本政府は「民主主権」「言論の自由」などによって、

誰もが意見や批判をすることができ、

その批判の声が負のエネルギーとして社会に蔓延しているため、

どんどん「生きにくい」世の中が確立していっているように僕は感じます。

 

また、

国民が「資本主義」に則り生きているため、

力ある者、正義の基準も明確になっています。

 

ヒエラルキーの頂点にいる者が

誰かを蔑むような言葉を吐けば、

その負のエネルギーによって

さらにそのこの社会は

どんよりと薄暗いものになっていきます。

 

さらに厄介なのは、

そのヒエラルキーの頂点にいる人たちは

共通して「数字」の力が強いということです。

 

お金を持っている

フォロワーが多い

 

それだけで人がそこに集まり、

その言葉に「力」を帯びます。

 

その言葉に共感する者も多いでしょう。

 

僕がホリ○モンと同じことを言ったとしても、

誰もそれに共感を示し、生き方を変えようとは思わないはずです。

ましてや僕の言葉を他の誰かにまで届けようなどとは考えもしないはずです。

 

それほどまでに「数字」というのは

恐ろしい力をもちます。

人を動かす力となります。

 

もちろんそれが悪いということをお話ししたいわけではありません。

 

ヒエラルキーの頂点にいる方々は

それに至るだけの「理由」があるのでしょう。

「努力」もたくさんしてきたのでしょう。

 

「運」だけでは、

そのうちこの社会からそのうち脱落していくことになります。

 

それに、「批判の声」

一概に悪いということをお伝えしたいわけでもありません。

 

その影響力に関わらず、

国民一人一人が声をあげているからこそ、

政府の独裁的な政治や会社の方針などに辛うじてブレーキをかけられています。

 

だから、みなさんもこの社会に対する不満や意見というのは、遠慮することなく、声に出していってほしいとも思います。

(「思いやり」は常に意識してほしいですが…)

 

また時を遡り、江戸幕府というのは

200年以上その政治のやり方を維持することができています。

 

もちろんこの政治に対する不満というのは、特に貧困層の人たちにとっては声に出すこともできなかったのかもしれません。

 

ただ、200年以上続いた政治体制というのは、

世界の中でも「江戸幕府」だけなのです。

 

それは少なくとも、

「目上の者への敬いの心」

「信義を貫き通す心」

「人との繋がりを重んじる心」

というものを重要視し、お互いの繋がりを重んじてきたからこそ

できたのかもしれないと僕は思うのです。

 

現代は江戸時代ではないので、

民主主義、資本主義の日本では、

年齢を重ねているからといって

もちろん尊敬できる人ばかりではありません。

 

「人としてどうなの?」

「無駄に歳ばかりとって、恥ずかしくないの?」

 

色々と我慢ならんことばかりなのですよ。

 

だからこそ、

人との繋がりは「選ばなければ」なりません。

 

そして、一度その繋がりを大切にしたいという気持ちを持ったのであれば、基本的に最後までその気持ちは突き通すことを考えていただきたいのです。

たやすくその繋がりを断つ人というのは

「軽薄な」人間です。

 

インターネットが普及し、誰もが人と繋がりを「簡単に」持つことができます。

 

Twitterでも「フォロー」「フォロー解除」

「ブロック」「ミュート」

ボタン一つで簡単に」繋がりを断つこともできます。

 

簡単に繋がりを得られ、

簡単に繋がりを断てる社会

 

もちろん、

繋がりを簡単に得られるネットというのは

人類が築き上げてきた大いなる文明の利器とも言えるでしょう。

 

だから、僕もあなたと出会えた。

 

ネットビジネスというのは、「FF比」というのが非常に重要です。

「フォロー数」の数字が少なく、「フォロワー数」の数字が多ければ、「あ、この人すごい人なんだ」と初見さんにも思ってもらえるので、さらにフォロワー数が伸びます。

 

でも、フォローバックは返ってこない。

 

あれ…?

 

おかしくないですか?

 

それって、その人が人との繋がりを大切にしていると思えます?

 

自分の嬉しい報告や苦しいときの嘆きには

 

一切目を向けてもらえていないのですよ?

 

「がんばれ!」

「応援するぞ!」

 

そんなことを言ってもあなたがその人にフォローされていなければ、あなたの言葉はその人の目に留まることはありません。

 

 

これが「繋がり」というものでしょうか?

 

 

確かに、僕もフォローバックする人というのは選定しています。

「この人と繋がり持ちたい」と思った人のみにしかフォローボタンを押していません。

 

「この人とは価値観が合いそうだ」

「お互いにプラスになれる関係を築きたい」

「情報量を自分でコントロールしたい」

 

様々な思いがあるからこそ、

僕は繋がりを持つ方々は選ばせていただいています。

 

これは「僕自身」の信念をぶらさないためでもあります。

 

もちろん一度繋がりを持ったとしても

その方との関わりの中で、

後々価値観の相違を感じることもあるでしょう。

 

その時は申し訳ありませんが、

悩み、心に痛みを感じながらも

そっとフォロ解をさせていただいています。

 

悲しいかな、

やはり時間をかけなければ

真の意味でお互いに分かり合い、

信頼し合うことは難しいようです。

 

そのため、最近ではフォロワー数の方が少しずつ目立つようになってきました。

僕はビジネスとして活動しているので、

これはありがたいことなのです。

 

(まあ、僕がフォロバしていない方々は、だいたいは「ブログで稼げます!」とか、「お金などの数字を全面的に出して誘っている」としか思えないような方々ばかりです。笑)

(「そうじゃねえよ!ばぁか!」という方はご連絡ください🙇)

 

僕がそうしているように、

「インフルエンサー」と呼ばれるような影響力の強い方々も

同様にお考えなのかもしれません。

 

でも、そうじゃないとしか思えない人の方が圧倒的に多いのです。

 

ただただ、簡単にいつでも断てる一時的な繋がりばかりかき集めている人々です。

 

それで自分が王座にでも座り、ふんぞり返ってみたいだけなのです。

 

僕はそういう人間にはなりたくはないのです。

 

●「五常」の心得

 

『灯火の輪』の五つ目の心得の柱。

 

それがこの『五常の心得』です。

 

【仁】を重んじて、相手を思いやり

【義】を重んじて、自身の信念を貫き

【礼】を重んじて、礼節を守り

【智】を重んじて、新しい知識を得て

【信】を重んじて、繋がりを信じ通す

 

『灯火の輪』に参加をご希望される方々には、

これまでの「五つの柱」を守っていただきたいのです。

 

【水の心得】

水のように、こちらが相手の心の形に合わせて順応する力

また、静かなる水の如き、自身の平常心を保つ力

 

【鳥の心得】

鳥のように、俯瞰的に世界や自分を観る力

俯瞰的に自身を観ることで、自律の心が芽生える

自分を律することで、自立へと向かっていける

自立は社会の中でお互いに支え合いながら生きるということ

 

【歩兵の心得】

歩兵のように、常に前進し続ける力

現状を打破、人生を変える、成すべき姿に「成る」

成りたければ、前進するしかほかならない

退路を断たれた歩兵ほど猛き者はない

 

【守破離の心得】

自分の生き方を成す力

まずは先人の考えを真似、型を創る

型が成せたら、それを自分で変えていく

そして自分の生き方が形づけられても、初心は忘れない

 

【五常の心得】

人との繋がりを重んじる力

【仁】【義】【礼】【智】【信】

これらを常に守り抜くこと

 

『灯火の輪』はこれらの柱の上に成り立つコミュニティです。

 

これからもこの柱を僕自身も極めつつ、

新たな柱を構築し、

堅実健全なコミュニティへと開花させていきます。

 


【『灯火の輪』の柱!٩( ᐛ )و】

「水の心得」

「鳥の心得」

「歩兵の心得」

「守破離の心得」

 

 

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