どうも!midori* (@tm_midori) です!
今回は「自我主義」「利他主義」「調和」についてお話ししていきます。
一見、難しそうな内容ですが、これが「生きづらさ」を生み出している元凶と言っても過言ではないでしょう。
読んでほしい人
- 精神的に不安定な方
- 今後、事業や副業などを始めたい方
- 「生きづらさ」を感じている方
自我主義とは
自我主義とは、簡単に一言で説明をすると、「自分の目的の価値」に重きを置く人のことをいいます。
これがとても強い人を「利己主義」「エゴイスト」と呼ぶわけです。
つまり、「メリット・デメリット」「損得」で動く人などは顕著にこれが現れているといえますね。
例えばこのようなシチュエーションを思い出してみてください。
あなたは今、とてもお金に困っています。あと1万円だけあれば、なんとか今月以降も生活を続けることができます。最終手段である借金をする前に、一番信用できる友だちに声をかけてみました。
1万円だけ頼むから貸してくれないかな
すると、友だちはこう返してきました。
しかも、誓約書まで書かされましたとさ。めでたしめでたし。
まあ、当然といえば当然のことなのかもしれません。
お金を貸す方も「リスク」を負って、お金を貸すわけですからね。
しかもしっかり利子まで取ってるあたり、「頭の良い」タイプなのでしょう。
この友人は「お金を貸す」ことへの「デメリット」と「メリット」を考えて行動しました。
ここでいうデメリットとは、「もしかするとお金が返ってこないかもしれない」というリスクでしょう。
そして考えた末、「誓約書」を書いてそのリスクを回避するとともに、「利子」を付けて「メリット」を得ようと考えたわけです。
一見自然なようですが、おそらくこれを読んでいる方々も「無意識」のうちに行っていることかもしれません。
そして、簡単にその人が「自我主義」的な人なのかを見破ることができるポイントがあります。
それは、「あなたのことを他者に話しているかどうか」です。
とはいっても、ここでの「あなたのこと」というのは単なる紹介などではありません。
「あなたのことを想い、あなたのために他者に話をしているかどうか」なんです。
もし、あなたが「事業を興したい!」あるいは「助けてほしい!」といった場面で、自我主義的な人は、それを自分の胸の内の中だけに留めておくでしょう。
さらにいえば、一方で「あなたの不幸話」は積極的に他者によく話します。
こういう話ってよく耳にしますよね。
では、なぜよく耳にするのか。
「自我主義的な人が圧倒的に多いから」です。
今回は「自我主義」「利他主義」「調和」のお話ですが、割合としては「7:2:1」といったところでしょうか。
ただ、誤解を招く可能性もあるため補足しておくと、なにも「自我主義が悪い」というお話ではありません。
この「自我主義」の思考がなければ大きな成功も得られないためです。
しかし、そうした「野望」「使命感」などがなければ、一生懸命に生きている方々にとっては生きづらい世の中になってしまいます。
メリット・デメリットではなく、「応援する気持ち」「想い」に共感して動いてもらえる人と繋がることが大切なんです。
いや、見返りなんて一切いらないからさっ!
こうした関係性を築いていくことで、お互いに生きやすい世の中になっていきます。
そのためには事項でお話をする「利他主義」の心が必要になってくるんです。
利他主義
利他主義とは、「他者のことを第一の目的として考える人」のことです。
さきほどもお話ししましたが、「自我主義」の考えが広まれば広まるほど、人々は生きづらさを感じます。
しかし、では「利他主義」の考え方に100%意識を向ければいいのかというとそうではありません。
もし利他主義に振り切ってしまえば、「自己犠牲」「人に対する依存」にも繋がりかねず、我が身を滅ぼすことにもなりかねません。
しかし、利他主義的な思考はこの社会で生きる上でとても大切なもので、そうした方々がいるからこそ、わずかなりとも生きやすいと感じられる環境が生まれていくんです。
そのため、根本たる自我主義的な考えはそのままに、そこに利他主義の考えを盛り込んでいき、両方の考え方の「調和」が取れてこそ、「人間として」真に成功を得られるといえます。
筋トレと同じで、「意識のトレーニング」をしていけばいいんです。
「調和」に向けた意識トレーニング
これまで意識を向けたことがなかったものを「意識」することで、それを「行動」にまで落とし込んでいきます。
人って「無意識」に支配された行動がほとんどなんですよね。
例えば、いつも上り慣れている駅の階段も、何段あるかなんて意識したことはないでしょうし、普段食べているご飯の栄養素や原産地を意識している人すらも多くはないと思います。
無意識のうちに身体を動かし、無意識のうちに言葉を発しているんです。
これまで無意識に支配されていたところに意識を向けることで、徐々に「意識的な行動」が可能になり、それが「習慣化」されていくと「無意識に利他的な行動」がとれるようになっていくというわけです。
ということは、普段からネガティブな行動や思考をしてしまいがちな人も、この意識トレーニングをすることで、無意識に行動や思考がポジティブな状態へと回復させることも可能になります。
それでは、具体的にこの「意識トレーニング」のやり方を見ていきましょう。
「意識トレーニング」
① 意識ができている「自我主義」的な行動や思考を箇条書きにする
- 何のために働いているのか
- 誰のために働いているのか
- どれぐらい働いているのか
- 会社などでどのような役割を担いたいのか
- 現在の収入はどれぐらいか
- お金は何に使っているのか
- 理想の働き方はどんなものか
- 理想の収入は現在どれぐらいか
- 理想の人生とはどんなものか
② 意識ができている「利他主義」的な行動や思考を箇条書きにする
- 家族や友人などへの接し方はどのようなものか
- 知らない他者への接し方とはどのようなものか
- 特定の人に対して「メリット・デメリット」で動いていないか
- そのメリットで得られるものとはなにか
- そのデメリットで失うものとはなにか
- 応援したいと思える人がいるかどうか
- その応援の形はどのようなものか
③ これからの利他的な行動や思考を箇条書きにする
- 家族や友人など身内への接し方とは
- 知らない他者への接し方とは
- これからのお金の使い方とは
- 応援の形を行動で示すためには
- 自分自身が応援される人間になるためには
この3つの項目を埋めていくことで「調和」する部分を見つけていきます。
肝心なのは「言語化すること」。
目に見える形や言葉で自分の行動や思考を可視化できる状態にしておくことで、自己を見直すきっかけ作りをしていきます。
そして、このトレーニングを行う際の「ルール」を設けること。
- 嘘を書いたり、見栄を張らない
- 本心を書く
- 自己中心的にならない
- 常に「誰かのため」を思う
- 言語化した行動や思考は実行に移す
- 実行したものは「短くとも1ヵ月」は続ける
「調和」が取れた人間であれば、自ずと人は集まりますし、「応援したい人間」になれるため、自分が目標としている「理想」を手にすることができます。
何事も「実行なき者に成功なし」
吉田松陰の名言でこの記事は締めくくらせていただきます。
夢無き者に理想無し
理想無き者に計画無し
計画無き者に実行無し
故に、夢無き者に成功無し。