日記

「緊急事態宣言」への見解

【4,143文字】

ども!

midori* (@tm_midori) です! ٩( ᐛ )و

 

ここ数日、とても月がきれいに見えます。

眼鏡のレンズを替えたからでしょうかね。

雲一つない夜空に、白く光り輝く円形が、どこか心を照らしてくれているような気がします。

 

2020年4月7日 (日) 、政府は主要7都市を中心に、

5月6日までの期間において「緊急事態宣言」を発令しました。

 

喧噪、焦燥、疑念、不安、悲愴

 

様々な感情が入り乱れる中で、月の光はいつも変わらずこの世界を照らしてくれています。

しかし、そのような美しい月夜の中でも、「明日」の生活ではなく、「今」生きることさえ難しい人がいます。

 

急いては事を仕損じる

 

これはどのような局面であってもまかり通る真理なのだと思っています。

人は動き続けなければなりません。

常に変化を求め続けなければなりません。

 

「現状維持」「保身」というのは、「摩耗」であると僕は考えているからです。

それでも時の流れは容赦なく過ぎ去ってしまいます。

 

「感染しないこと」が「命を守ること」であるということは言うまでもありません。

それは志村けんさんが僕たちに痛いほど教えてくれました。

しかし、「感染しないこと」だけで命を守れるとは到底思えません。

 

「明日」すら生きられない人たちもいるのです。

もし政府の緊急措置に法的な強制力を伴うのなら、営業自粛、外出自粛の要請には補償をつけるべきではないでしょうか。

 

ここで僕が政治のことをベラベラと話していても、ぶっちゃけこの世の中は何も変わらないのでしょう。

政治に関しては高校生ぐらいの知識しかありません。

そもそも僕が政治のことをテーマにあげること自体「野暮」なのです。(笑)

 

政治の批判というものは誰でもできます。

なぜなら、「その土俵にすら立っていない」のですから。

 

土俵の外からであればいくらでも言いたいことは言えます。

 

「もっと税金安くしろ!」

「給料上げろ!」

「給付金よこせ!」

 

批判はしなければなりません。

それは「国民の声」だからです。

声をあげなければ、ずっと政治は変わりません。

もしかしたらマスクを配ることも、緊急事態宣言を出すこともなかったかもしれません。

 

そう。

緊急事態宣言が出たのは国民の声が故だと思うのです。

 

それを「良い」と捉えるか、

「悪い」と捉えるか、それはあなたにお任せします。

 

緊急事態宣言が出たということは、外出や営業の自粛などの要請に一定の範囲内で強制力が働くということです。

 

不要不急な「娯楽施設」や「飲食店」、

「塾」であっても都内では休業を余儀なくされるそうです。

 

しかし、これはあくまでまだ「要請」の範囲内なので、休業補償が出ないのです。

 

なんで?

 

「休んで!」ってお願いされ、売り上げが出せず、従業員へのお給料も支払えるかどうかもあやしいのに、補償は出ない。

 

どうすればいいの?

 

お金は得られないのに、休業はせざるを得ないため、力のない企業は軒並み倒産へ追い込まれます。

 

1世帯当たりならお金給付するよ?

 

これはコロナの影響による明らかな不利益の「条件」に当てはまり、尚且つ「申請」を行った人のみが対象です。

このような情勢です。

誰だってもらえるものはもらいたいですよね。

 

では、その条件とはどのようなものでしょうか。

「年間所得が半分になった」などの条件を聞いたことがあります。

 

2020年4月6日、日本共産党の小池晃さんが記者会見にて、この「厳しい条件」に疑問を呈しました。

 

例えば、給与所得者で言えば【月収8万円】くらいです。あるいは、フリーランスの場合は【年収で35万円】。必要経費を除いて【月3万円】という所得にならなければ対象にならない。そのくらい下がんなきゃ対象にならないわけで…

 

例えば、【月収17万円】の単身のサラリーマンが、【月収が9万円】になったとしても、対象にはならないというわけです。

 

この狭き門を知ったとき、僕は「バカなの?」と思いました。

月収8万円、年収35万円とすれば、おそらく既にもう生活は完全に破綻していて、残念ながらもうこの世界に見切りをつけてしまっている人もいるのかもしれません…

誰がどのようにすれば単身者で月8万円で生活することができるのでしょうか。

 

地方の安い物件で家賃3万円

携帯代通信費で1万円

光熱費水道代で1万円

食費で1万円

奨学金返済があるなら1万円ほどでしょうか

地方であれば交通機関も発達していないのでガソリン代5千円

そのほかに保険やAmazonプライムのような月額定額で5千円

 

…これで既に月8万円です。

もう他に1円たりとも出費できません。

食費は1万円なので、かなり切り詰めていると思います。

他の諸経費もある程度高く見積もってはいますが、正直「僕よりマシ」です。

さらにこれは地方での設定なので、家賃3万円の物件なんて、ある程度交通機関が発達している都会ではそもそもほとんどないですよね?

 

これで「補償」はしていると言われても、逆上する人が多くいるのも無理はありません。

「コロナの影響を直接受けている人」を第一優先に考えるのはわかります。

切迫している状況なので、本当に困窮している人を対象にしているのもわかります。

ですが、その条件も非常に難解で、パッと聞いただけでは自分が対象になっているのかどうかすらもよくわかりませんし、小池さん自身「説明してて頭がおかしくなるな…」と嘆く始末です。

 

もう一度問い直しますが、

今は「緊急事態」なのですよね?

 

「緊急事態宣言」と「補償」は必ずセットで行うべきではないでしょうか。

そして、その補償は「全国民」を対象にし、「1世帯」ではなく、「1人」に対して行うべきではないでしょうか。

「みんなで頑張って切り抜けましょう!」では、もう済まない状態なんですよ。

 

政府は先日、事業規模で「108兆円」の経済対策を行うと発表しました。

この情報にちょっとばかりの安心感を抱いた方もいるのではないでしょうか。

でもですね。

この「108兆円」という金額にはカラクリがあるのですよ。

この金額の中には、銀行が「これぐらいなら貸せるよ~」という金額や、「税収の約63兆円」なども含まれているのです。

なので、その108兆円をそのまま給付金や物資補給などに回すことはできないんです。

 

もしこのまま緊急事態宣言を行使し、補償もこのままほとんどなされないのであれば、企業の淘汰が始まります。

飲食店やエンタメ業界などを中心に、個人店なども軒並み倒産します。

そうなるといよいよ世紀末です。

「自殺者」がこれまでにないほど増えるでしょう。

 

このまま不景気が続けば、「毎年1万人規模で」自殺者が増えるとおっしゃる方もいます。

潜在的に貧困が100万人規模で」人の命を奪うとも…。

 

もちろんお金がすべてではありませんよ。

わかっているのです。

わかってはいるのですが、「貧しさの苦しみ」はもう僕も嫌というほど感じているんです。

本当に食べるものや、暮らす家がない辛さを、なぜ汲み取っていただけないのでしょうか…!

 

外出を自粛させたいのであれば、補償も十分にしてほしいのです。

国民一人一人が支払っている税金を、なぜ「1世帯」に給付するという考えに至ってしまうのですか。

 

休業手当てを一律一人ずつに渡してもらえたら、それでみんな外出しなくなるから…

仕事がない人も失業手当てをこの機会にもらえたら、それでなんとか生活立て直せるから…

 

「国民一人一人の命が大切」とおっしゃるのであれば、
 
 
‪もうほんとにマジで真剣にお願いだから、仕事お休みにしましょうよ…‬
 
 
‪生活必需品は絶対に必要でしょうよ…‬
 
 
 
‪でもそこで働き続ける人がいる限り、外出自粛なんて不可能でしょう…‬
 
 
‪災害だろうが緊急事態だろうが経済は常に平等に回り続けている…‬
 
 
‪生活必需品が必要ならば、その判断を民間に委ねるべきではないでしょう…‬
 
 
‪経済が回り続ける限り、民間企業は動き続けなければそこで働く人たちを守ることができないのだから…‬
 
 
‪だったらそこを国で動かしていくべきなんじゃないのですか…‬
 
 
‪なんのための「公務員」なんですか…‬
 
 
‪国家に自分の責任なすりつけて、楽して生きようとする人たちばかりの集まりですか…‬
 
 
‪ここで公務員が現場に出て先導しないと、民間が自粛できるわけがないでしょう…‬
 
 
‪人々の生活に必要なものがあるのなら、緊急事態なのだから国が国民に支給してほしいのです…‬
 
 
‪それができないのならせめて補償をしてください…‬
 
 
‪じゃないとこっちは、「明日」どころか、「今」を生きることさえできなくなってしまうんですよ…‬
 
 
 
‪急いては事を仕損じる‬
 
 
 
‪わかりますよ、それも…‬
 
 
‪経済は自分には理解できないような複雑なものだってこともわかっていますよ…‬
 
 
 
でも、今は「緊急事態」なんでしょう
 
 
 
‪だったら1秒でもはやく人の命を救ってくださいよ…
 
 
給付の条件など雁字搦めにしている場合ではないでしょう‬…
 
 
「感染しないこと」が「命を守ること」だってのは、志村けんがみんなに痛いほど教えてくれましたよ…‬
 
 
‪でも、「感染しないこと」だけでは命は守れないんです…‬
 
 
 
‪仕事がなくなるんです…‬
 
 
‪お金がなくなるんです…‬
 
 
‪家がなくなるんです…‬
 
 
‪大切な人がいなくなるんです…‬
 
 
 
‪現金だけでこの悲惨な事態が収まるとは思っていませんよ…‬
 
 
‪それをすることでこの後にツケが回ってくるのかもしれません…‬
 
 
‪ただ、そのお金で「今」どれだけの命が助かるのか、ちゃんとこの社会を、現実をその目で見てくださいよ…‬
 
 
‪色々難しい、それっぽい言葉を並べれば聞いてる方は納得するような感じはしますよ…‬
 
 
‪でも、それで納得している人たちは結局「なるほど」で終わってるんです…‬
 
 
‪「国との調整中」って響きは良いかもしれませんが、その調整をしている間に目の前に救える命があるんです…‬
 
 
救える命が「あった」んです…‬
 
 
 
‪人の命は数字じゃない…‬
 
 
「今日は何百人死んだ」
 
 
‪その何百人っていったい何なんですか…‬
 
 
‪学校ならひと学年丸々潰れいるんですよ…‬?
 
 
‪昨日まで一緒に笑ってた人たちが、たった1日でもう会えなくなるんですよ…?
 
 
‪政治や経済って、僕みたいな若造には全然理解できないものなのかもしれませんが…‬
 
 
‪もう見てらんないんですよ…‬
 
 
‪もう聞きたくもないんですよ…‬
 
 
‪嫌んなりますよ、もう何もかも…‬
 
 
 
 
結局この「緊急事態宣言」が「吉」と出るか、「凶」と出るかは僕には正直わかりません。
僕は僕の頭で考えた、感じたことを僕なりの表現にして声にだすことしかできないのです。
 
 
僕は専門家ではないので、知りたければ専門家の方に聞いてください。
 
 
僕はこの先の行く末をただ見守ることしかできないのです。
 
 
 
 
昔々、神様が人間の前に姿を現していた頃のお話。
 
天よりパンが降ってきた。
ある者はなぜ肉ではないのかと大いに嘆いた。
天より肉が降ってきた。
ある者はパンがよかったと大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで
当分は水を降らせます。
 
天より雨が降ってきた。
みんなは服が濡れると大いに嘆いた。
天より炎が降ってきた。
みんなは家が焼けると大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで
何も降らせないことにします。
 
天より何も降ってこない。
ある者は神に見捨てられたと大いに嘆いた。
天より色々降ってきた。
ある者は降らせる物を選べと大いに嘆いた。
天より巨岩の雨が降ってきた。
これでようやく嘆きの声はなくなった。
 
天より雨が降ってきた。
通りすがりの旅人は感謝する。
神よ予期せぬ天気に感謝します。
お陰で我が旅路は退屈せずに済むのです。
神は応えずに見送った。
それでいい。
神とサイコロは無口でいい。
(引用:ひぐらしのなく頃に)

【参考リンク】

●「MAG2NEWS, 2020年4月7日,『現金給付の対象は月収8万円以下世帯のみ?政府の基準に批判殺到』, 

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