どうも!midori*です!
(Twitter:@tm_midori)
突然ですが、あなたは「死にたい」と思ったことはありますか?
死にてぇよぉ~…
僕が言う「死にたい」という感情はこういうものではありません。(笑)
精神医学でいう「希死念慮」と呼ばれるものです。
今回は珍しくこの「希死念慮」や「死」について記事を綴っていこうかと思います。
筆者プロフィール:midori*
元塾講師。2018年、適応障害・うつ病の診断を受け、2020年に退職。闘病しながらも同じように精神疾患などで「生きづらさ」を感じている方々のメンタルサポートと社会復帰への支援活動を続ける。精神的、身体的に外で働くことが難しい方々がお互いに支え合え、一人一人に合わせた社会復帰の仕方の実現をサポートするオンラインコミュニティ『灯火の輪』の創設。学校に通えない子どもたちを対象にした教育ボランティアコミュニティ『HOME-la (ほむら) 』創設。輸出などの物販事業、ライブ配信、ブログ、アフィリエイトなど、ネットを活用した「自由業」。
希死念慮にはいくつか特徴があります。
その中で心当たりのあるものが半数を超え、丸1ヵ月以上続いていれば、まずは精神科・心療内科・メンタルクリニックに受診され、相談をしてみてください。
精神科や心療内科などの違いなど、心の病についての記事もご覧ください。
希死念慮のサイン
- 「永遠に眠っていたい」「消えたい」と思う
- 早く楽になりたいと常に願っている
- 身の周りのことがどうでもよくなった
- 楽しみという楽しみを失った
- ふと、「あ、今なら死ねる」と思うことがある
- 生きる意味がわからない
- 常に耐えられない苦しい感情に追い詰められている
- 不眠や過眠の時期が続いている
- 強烈な虚無感や絶望感、孤独感を感じる
- 家族や友人などに迷惑や負担をかけていると強く思う
- 常に考え事をしていて、行き場のない焦りや不安、絶望を感じる
- 特定の人や社会などに対する強い復讐心がある
- 救いを求める先がない
いくつ当てはまったでしょうか。
13項目のうち、半数を超えるようであれば要注意です。
精神疾患や希死念慮についてあまり知識のない方にとっては想像しにくい世界ではないかと思います。
しかし、これが「現実」であり、実際に2019年の調査では20,000人以上の方々が自ら命を絶っているんです。
単純計算だと、毎日56人が自ら命を絶っていることになります。
学校だったらひとクラスが消滅しますね。
しかも、これでも年間の自殺者数は減少傾向にはあるんですが、コロナ禍の影響でさらに増加傾向となりました。
さらに驚くべきことは、自殺者数の推移が減少傾向にあっても、「児童生徒の自殺者数は年々増加している」ということです。
この現実に目をそらし、「死」を触れてはいけない話題としてタブーのままにしていていいのでしょうか。
その結果が今のこの現状です。
そろそろ「死」をタブーにするの、やめませんか?
一人一人、手の届く範囲で構わないので出来ることをやってみませんか?
少しの「思い遣り」と「気遣い」、「理解」だけで変わるんです。
自ら命を絶ってしまう人も、本当は生きたいんです。
死と生は表裏一体。
心の奥底では「生きたい」と願っているから、まだ命を絶っていないだけなんです。
本当に「幸せ」を願っている方々なんです。
希死念慮の対処の仕方
まずは専門医に相談をすること。
これは必ず怠ってはいけません。
とにかく「人との繋がり」を断たないこと。
とにかく自分の気持ちを吐き出すこと。
しかし、専門医に相談したからといって簡単に解決できるような問題ではありません。
病院の先生だけでなく、「周りのサポート」も同じぐらい必要なんです。
今のネット社会であれば、それをオンライン上でも可能なはずです。
なぜなら、「僕自身がそれで救われているから」。
声を上げてほしいんです。
「助けて」と言ってほしいんです。
遠慮なく人に頼ってほしいんです。
オンライン上でも誰かと信頼を築き、繋がっていてほしいんです。
そして、次のことを心掛けて「実行」してみてください。
- 暇な時間を作らない。
- 夢中になって取り組めるものを探す。
- 「笑い」と「感動」に出来るだけ触れる。
- 億劫でも誰かと話す習慣をつける。
- 猫背を直す。
- 表情筋を使う。
- 声をハキハキと出す。
- 最低限の栄養を取る。
- ネット上でも相談できる、繋がれる人を作る。
どうか一人で抱え込まないで。
公式ラインでいつでもお気軽にメッセージを送ってください。
どんな内容でも構いません。
苦しんでいるあなたのことを、僕はお待ちしています。