【4,284文字】
ども!
midori* (@tm_midori) です! ٩( ᐛ )و
この記事で、ついに「30記事」達成ーーー!🌟
レベルアーーーップ!!!٩( ᐛ )و
テッテレー♪
いやあ、正直自分でもここまで書き続けられるとは、始めた当初は思ってもみませんでしたよ…
ぱにゃさんにメッセージのやり取りをさせてもらいながらも、立派な言葉だけを並びたてて、心のどこかでは中途半端に挫けて終わってしまうものだとばかり思っていました。。。
ぱにゃさん、ごめんなさい!!!(グワッ)
ここまで続けられたのは、「ぱにゃの箱庭」コミュニティのみなさんや、Twitterで新たに繋がりを持っていただいた方々、僕と直接関わりのある身近な人たちのおかげだと思っています。
僕の長ったらしい高言にも、「うんうん」と優しく耳を傾け、何かしらいつもコメントやリアクションをいただいております。
まっことに、感謝!!!
僕みたいな精神状態の危なっかしいヤツを相手にするのはさぞかし大変でしょう。
すーぐに病んじゃうし、いちいち言葉を重く捉えるから気を遣うでしょう。
うんうん。
わかるよ、その気持ち。(誰w)
僕に関しては本当に気を遣わないでくださいね?
僕は特別な訓練を受けているのでどんな苦行でも乗り越えられるんですよ、実は。
これまで黙っていましたが僕、実は忍者の末裔なんです。(小声)
内緒ですよ?
ここだけの話ですよ?
フリじゃないですからね? (しつこい!!!)
おかげさまで、今ではTwitterのフォロワーの方々も20名を超えています。
「少なっ!!!」
はいー。
一瞬でもそう思った人は正直に手を挙げて、あとで職員室に来てください。
フォロワー数はまだ22人 (2020年3月29日現在) ですが、
僕にとってこの22名の方々は紛れもなく心から大切に思っている方々です。
こんなしょうもない僕なんかのために、ご自身の限りある貴重な時間を割いて、暖かい言葉をかけてくださるとんでもない困ったさんたちなのです。
ただ、そんな困ったさんたちとの繋がりは、
僕の一生を賭けてでも守っていきたい方々です。
でも、僕は孤独には慣れっこです。
この繋がりを重く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんので、気が向かなかったらいつでも離れていただいて構いません。ƪ(˘⌣˘)ʃ笑
フラーッと立ち寄って、フラーッと離れていくような関係の方が、お互い気が楽ではありませんか?
「そんなことねぇよ!!!」
って方も同じようにあとで職員室に来てください。
こっそりお菓子をあげます。
さて!今回は記念すべき「第30稿目」。
灯火の輪コミュニティの柱となる心得についてお話していきます。
●歩兵 (ふひょう) の心得
「歩兵 (ふひょう) 」という言葉をあなたは聞いたことがありますか?
「ほへー」ではありません。
以前「旧友との再会」という記事で、僕が将棋道場に通っていた頃のお話を記しました。
歩兵というのは、その将棋で使う駒のことです。
将棋は、写真のように9×9マスの盤上に駒を並べ、お互いの「王さん」を追い詰める戦略ゲームです。
基本的には、「金将2枚、銀将1枚」で王を守り、
「飛車、角、銀」で攻めるというのが定石というものです。
こちらは僕が先ほど対局を想定しながら一人で盤上で並べたものです。
昔はこうして一人で将棋をしておりました。
今思えばよくやっていたな、小学生の頃の僕…
この局面は僕の得意戦法の一つである、
「5筋位取りツノ銀中飛車」。
飛車を中央に置き、銀2枚が暴れ牛のツノの如く攻撃を繰り出します。
相手は王道中の王道、「棒銀戦法」で攻撃しつつ、「矢倉囲い」で王を守っています。
この「棒銀矢倉」ってなんだかんだ強いんですよ。
僕はいろいろと戦法については勉強していましたが、これがシンプル且つ攻撃力も防御力も高いんです。
今日は一人で対局をしていましたが、ぶっちゃけ「あと1手」遅かったら、僕のツノ銀中飛車は負けていました。(笑)
それぞれの駒は特有の動き方をします。
例えば、
「飛車」は「タテ・ヨコならどこまでも動ける」という攻撃の要となる非常に強い駒です。
「角行」は「ナナメであればどこまでも動ける」守りと攻撃を兼ね備えたオールラウンダーです。
飛車・角はお互いに1枚しか持っていないため、とてもレア度の高い駒というわけです。
人によってはこの「大駒」を相手にとられてしまった段階で、「負けました」と投了してしまう人もいるぐらいです。
駒のそのレア度で並べてみると、
- 王
- 飛車
- 角
- 金
- 銀
- 桂馬
- 香車
- 歩兵
というような順番になります。
もちろんその時の状況によっては、レア度の高い駒を犠牲にすることで戦況がひっくり返るといったこともあります。
…歩兵って雑魚なん?
そう思いますよね~。(笑)
確かに歩は合計18個も盤上にあるわけですし、飛車や角ほど目立った強さがあるわけでも決してありません。
なぜなら、歩兵は「1マス前にしか動けない」のですから。
しかし、将棋の格言の中にこのような言葉があります。
「歩なし将棋は負け将棋」
おそらく将棋をある程度たしなんだことのある方は納得のあまり、この文章を読みながら高速で頷いていることでしょう。
なぜこれほどまで「歩兵」が大事なのでしょうか。
こちらは最終局面、相手の王を追い詰める段階です。
将棋のことがある程度わかる方は問題です。
「詰将棋」というやつです。
詰将棋では必ず「王手」を毎回かけながら、持ち駒もすべて使わなければならないというルールがあり、終盤の「寄せ」を鍛える練習のようなものです。
持ち駒:金1枚、角1枚
ちなみに王手というのは、「次の番が回ってきたら王さんとっちゃうぞぉ~?」という一手のことです。
もちろん王手をかけられたら王様は逃げなければなりません。
王様の逃げ道をすべてなくした上で、この「王手」をかけることを「詰み」と言います。
最近よく若い子が使う「俺詰んだわ~」って言葉は、実はこの将棋から来ているんですよ。
この詰将棋は「7手詰め」です。
お互いに1手ずつ指し合い、7手以内に必ず「詰み」の状態になるということです。
僕は実際に対局をしながら、こうした終盤であれば7手ほど先であれば普通に読めます。
この詰将棋は1分ほどで解きました。
プロ棋士の羽生さんや藤井壮太くんなどのレベルであれば、序盤の段階から、終盤まである程度先を読んでいると言われています。
おそろしい世界ですよねぇ…
さて、かなり脱線をしてしまいました。
もう一度盤上をよく見てみましょう。
こちらの攻め駒は赤い字で書かれた駒2枚のみ。
将棋は相手の陣地に駒を進めると、駒を裏返すことができるのです。
大きい方の駒は「飛車」が裏返った「龍王」というもので、飛車の動きに加え、1コマであればナナメ全方向に移動可能になります。
もう一つの「と」と書かれた駒は何でしょうか。
そう、これが「歩兵」の進化した姿「と金」というものです。
歩は1コマずつゆっくりゆっくりとしか動けませんが、相手の陣地に入った瞬間、信じられないような強さを発揮します。
「と金」というのは「金将」と同じ動きができるのです。
金将って、レア度上から4番目のやつやん!!!
星4のスーパーレアやんけ!!!
その通り。
これが歴史の教科書に出てくる「成金」と呼ばれる成り上がりの人たちの名に由来しているんです。
そしてこれがまた恐ろしいところなのですが、王様を守っている金や銀を犠牲にして、やっとの想いでこの「と金」を倒して自分の駒にしたとしても、その瞬間また「歩兵」に戻ってしまうのです。
将棋は囲碁やチェスとは違って、倒した相手の駒を自分の駒としてまた盤上の好きなマス目に戻して使うことができるんです。
僕は将棋道場の先生と将棋を指していて、
「6枚落ち」でもなかなか勝てませんでした。
6枚落ちというのは、先生が「王、金、銀、歩」以外の全ての駒を最初から除外した状態でスタートするハンデのことです。
なんでそれで勝てへんねん!?
いや、それが勝てないんですよ。(笑)
なぜかって、「と金が大群になって攻撃してくるから」ですよ…
将棋指しが最も恐れているものの一つが、この「歩兵」なんです。
一見「遅い…」と感じるようなこの駒が一番攻撃力があるんです。
飛車や角のような派手さはありません。
金や銀のようにバランス力もありません。
一歩、そしてまた一歩。
前へ前へとしか動くことができません。
しかし、その一歩が「最速」なのです。
愚直に前へとしか進めない駒は、「迷い」がありません。
時に止まることはあっても、確実に「成金」に近づいていくのです。
そして素晴らしきかな、歩兵は他の駒を守るためであれば命を張ることさえ厭わないのです。
これは日本特有の美徳、「自己犠牲」に似通ったものとも言えるのではないでしょうか。
僕はこの自己犠牲を前面に出している人は正直苦手なのです。
まずはお前のことを考えろよ!
自分のこともろくにできてないやつに守られたくねぇよ!
このように僕は自己犠牲の美しさを強要してこられているような気がして、辟易としてしまうのです。
自身の責務を全うし、そしてその上で儚く散っていく姿が美しいのです。
そしてこの「歩兵」の責務というのは、
「敵陣へ入り込む突破口を開くこと」
「王を守るための石垣となること」
なのです。
攻撃であれば、一歩ずつ前へと突き進み、
「成金」を目指すことが目標なのです。
灯火の輪の柱となる心得。
「水の心得」「鳥の心得」「歩兵の心得」
これで現在3つの柱が出来上がりました。
「歩兵の心得」は、「目標」をしっかりと見定め、そこへ向かって迷うことなく、猪突猛進に一歩ずつ前へと突き進む力を指します。
もう一度お伝えしますが、「迷いがない」ということは「最速」です。
そしてその目標は、「まずは自分自身」に向けられたものでなければなりません。
誰かのために。
美しいです、その心得も。
その心得は決して忘れてはいけません。
しかし、自分自身に力がないのにはたして誰かを救うことができるのでしょうか。
楽してお金を稼ぎたい。
これほど虫唾が走る目標はありません。
先ほどの「誰かのために」という気持ちがなければ、人としての心がないのと同じことです。
「自立」が出来ていない子どものような考え方です。
もちろん、「楽をする」ということは、いかに労働時間を短縮し、最短時間で最高効率を引き出すという意味では僕も常に念頭の真ん中に置いています。
しかし、怠惰は7つの大罪のうちの一つです。
怠惰は人の心を腐らせます。
まずは自分自身が力を持つこと。
その力を持つという目標へ向かって愚直に前進し続けること。
何かを守りたいのであれば、「力」がすべてです。
自分自身に向けられた目標を達成することで、その力を手に入れられます。
そして、その力があなたの大切なもの、大切な人を守ることができるのだと僕は信じています。
<次のページにはこの詰将棋の答えを載せておきます。>
【灯火の輪】
●「水の心得」
●「鳥の心得」
【参考リンク】
●「旧友との再会」